わが家で初めての葬儀は猫でした。
12月の金曜の朝、こたつの中で力尽きた猫。
ガンと診断されてから5ヶ月、最後までかわいいうちの猫でした。
翌 土曜の午前中に火葬、返骨してもらう。
今は骨壺に入ってダイニングの窓辺に鎮座しています。
うちの猫が死んじゃった
朝7時すぎ、母が死亡確認して連絡をくれた。
まずは念のための死亡確認
確認することは3つ、人間と同じ。
- 呼吸しているか
- 心拍・脈があるか
- 目に光を当てたら反応があるか
死の様子が明らかだったので、いつも行く病院へは行かず、連絡もしていない。
夕方、母の家に着いた頃には猫の体は冷たく硬かった。
確認したらお腹にドライアイス
お腹、内臓まわりに、冷凍庫に転がっているドライアイスが置いてあった。
腸が痛みやすいそう。
猫さんをタオルでくるむ
外気にふれると痛みやすいので、ドライアイスを配置してタオルをかける。
猫さんを静かなところに寝かせる
花も添えられて、窓際のチェアに寝かせられていた猫さん。
検索した情報だと、棺用の箱を様子するらしいけど、そんなものはなかったのでタオルだけ。
火葬か 土葬か 検討
猫が死んだらどうするか。火葬か土葬か。
土葬は自宅庭に埋める、という方法。
親戚と近所の人に聞いたら火葬がメジャーのよう(サンプル数2)
火葬にした
- 親戚夫婦の猫:自宅駐車場で火葬・返骨あり
- 近所の人の犬:合同葬祭・返骨なし
ハムスターくらいの小さな動物だったら埋めるだろうけど、猫をそのまま埋めるなんて、ちょっといやだ。
あと、骨、欲しい。手元に置いておきたい。
ペットの火葬屋さんを探した
- インターネットを開く
- 「 猫 火葬 地域名 」で検索する
- 自分の地域のペットの火葬屋さんを調べる
- 返骨があるかどうかを確認
- 金額 高すぎず 安すぎず を確認
親戚から聞いたサービスと同じような提供をする業者を見つけた。
火葬屋さんに電話した
猫が死んだのを確認して電話。翌日、土曜10時〜に火葬予約。
返骨あり 骨壺つき ¥23,000- 税込(現金当日払い)
行政が行うペット火葬は結局ゴミと同じ扱い、という情報を見つけてしまった。
真偽は確かめていないし問合せもしていない。真偽不明のまま。
猫の火葬で準備したもの
2 一緒に火葬する好きだった食べ物。→ちゅーる。
3 火葬屋さん。焼いてもらうので。
4 コンセント。火葬の電源として庭にある屋外用か、屋内のコンセントでもOK
火葬屋さんが来た
土曜 朝10時に火葬屋さんが来た。黒い服装の男性と女性ひとりずつ。
猫の名前、命日、体重を用紙に記入。
粉骨して骨壺に納めるプラン。携帯用カプセルは不要なので断った。
火葬設備のある軽自動車
駐車場に移動して、火葬の儀。
火葬の電力として家庭用コンセント1口をお貸しする。
猫の火葬@自宅の駐車場
※猫さん火葬後の骨の写真があるので、見たくない人はページを閉じてね
駐車スペースがなければ近くの公園や開けた場所へ移動するそう。
猫さんを入れる
一緒に供えたのは生花と紙に移したちゅーる。ビニールは燃えるナントカでダメらしい(曖昧)
火葬庫の扉を閉める
お別れ。よく生きました。
火葬時間≒40分
猫さんが骨になった。体の大きさで時間が変わる。用紙に体重などの記入欄があったのはそのため。
骨を取り出して分ける
どこの骨か説明してくれる火葬屋さん。骨自体も丁寧に扱ってくれます。
砕いて小さくする骨
真ん中の骨はアゴの骨!いつも撫でてたところ。このプレートにある骨は砕骨する。
砕かない骨
頭の骨の上にある骨は肩甲骨!このプレートの骨は崩さないでそのまま。
猫さんの のど仏 確保
のど仏。いつもゴロゴロいっていたところ。そこに人の形をなぞらえた説明をする火葬屋さん。
猫さんの骨を砕く
これからアルミ?のチリトリ?シャベル?のような道具でバリバリ砕いていきます。砕く前の写真。
砕いた骨を集めて骨壺へ
マグカップくらいのサイズの骨壺。
砕いた骨の上に、かたちそのままの骨をのせる。一番最後に入れたのがのど仏。
猫さんが納まる
頭、あご、のど仏の骨で、顔の正面を作る。
それっぽい袋に骨壺を入れる
火葬終了 窓辺に設置
ダイニング窓のカウンター、観葉植物の並びに加えた。
猫の火葬 しめやかに終了
おかげさまで滞りなく。
10時に火葬屋さんが来て、11時半前には全てを終えて帰っていきました。
火葬 全ての所要時間 ≦1.5時間
火葬自体の時間は40分程度、そのほかは説明や準備など。
全部で1.5時間未満でさらっと終わった。
火葬屋さんへの差し入れ?
火葬中に、火葬屋さんに自販機のお茶・コーヒーを差し入れ。そのほかは特にしていません。
火葬屋さんに支払い@現金
火葬が一通り終わってから支払い ¥23,000-税込
最初から最後まで丁寧に静かに終わった。
骨はどうしようか
骨、どうする?母が死んだら一緒に墓に入れる?と話していた。
火葬屋さんからは、気持ちが落ち着いたら、庭の木のたもとなどに埋めるのを勧められた。
2ヶ月くらいで土に還るそう。2週間だったかな…?うろ覚え。
庭でもいいね、ということだけど、どうするかは未定。
一番長く世話した母がどうしたいかの一存で決める。それまではダイニングの窓辺に。
母がモロゾフプリンのガラス器で水をお供え(この水を他の猫が飲んでるらしいw)
猫の火葬を終えて
業者選びの基準は返骨の有無と金額。
同じような内容(返骨あり、個別火葬 猫)で5万のところもあった。
サービス内容が違うんだろうけど、そこまで派手はものじゃなくていい。
そつなく静かに対応してくれた火葬屋さん、とても良かったので次も依頼すると思う。
うちにはあと3匹猫がいます。
1匹いなくなった寂しさから、残りの3匹かわいさはひとしおです。